どうも、カナジシキです。
今回は劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックスを観てきたので感想を書いていきます。
以下、本作劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックスのネタバレを含みます。
また、私はこれまで特撮にそこまで興味のない人生を送ってきたのでそのことを踏まえてウルトラマン初心者の妄言と思ってもらえるとありがたいです。
目次
見に行った経緯
私は前述したとおり特撮にそこまで興味のない人生を送ってきました。なので、まずは、どういった経緯で今回劇場版ウルトラマンタイガを観に行ったのか?やどこまでウルトラマンに関する知識があったのかについて書いて行きます。
私はそもそも特撮に興味の無い子供でした。朝は子供のくせに土日でも起きられないので基本特撮の時間には起きていない、起きてもテレ東そんな子供でした。(記憶にあるのはマイメロ、しゅごキャラ、ジュエルペットなんかの女児向けアニメのが何故か強い)また、夕方の時間にやっていたころも裏でやっていたアニメを見ている人間でした。そもそも、土曜日の夕方とか家に帰らずにまだ遊んでました。
知識としてはもちろん、アニメオタクを長年やっているのでパロディネタで出てくることやニコ動でネタになったもの、また、友人からの話と一般的な知識はありました。
加えて、友人(後ででくる人とは別)の勧めもあり、オーブを何となく見ていたのですがその程度です。
しかし、そんな自分が最近になりウルトラマンに興味を持ったきっかけとしては理由はほんの些細なことであり、たまたま、ウルトラマンZの1話を見てしまったからです。
あの日は自分としては珍しく何もない土曜日なのに7時過ぎに起きました。自分はとりあえずヴァンガードifでもリアタイするかとリビングへ行きます。そうすると父がエールの土曜日一挙放送を観ており、いやお前平日も朝夜2回観てただろと思いながらと、諦めTwitterを見ながら朝ごはんを食べていると時勢で放送時期のズレていた、ウルトラマンの新作がこの後始まると見かけました。なので、なんか起きちゃったし見るかと思い見たのがウルトラマンZとの出会いです。そして、1話にしてめっちゃ面白い。その後、ウルトラマン好きの友人に話を聞いたり、自分で気になることを調べたりしていきました。
それから数ヶ月、今度ウルトラマンZの前作タイガの映画がこちらも今の時勢で公開時期が違い、8月に公開と知り興味を持ちました。その後、本作が公開された後、既に視聴済みのウルトラマン好きの友人に聞いたところ、タイガを知らなくても1本の映画として観れる作品だと聞いたので観に行くことにしたというのが経緯です。
なので、知識としては一般人の常識的な特撮知識やウルトラマンのことは知っていても、ウルトラマンZを見ながら調べたことやオーブの断片的な記憶しか無いというものです。
いっそ、タイガ本編は1話も見てません。
そんな人の感想です。
ストーリー順に沿った感想
とりあえず、ストーリーの流れに沿った感想を書いていきます。
起
まず、ウルトラマンタイガの世界観である、所属組織(E.G.I.S.)、あの世界での怪獣の存在(人間と共存している)、変身理由(人間体とウルトラマンについてが人間体が死んだからでなく、ウルトラマンが休んでいる)、戦い方(3人のウルトラマンが入れ替わる)の全てが話の冒頭でわかりやすくて始めてみる私でもわかる作りになっており本当に良かったです。
承
トレギアとタロウの昔は友人だったという関係がよくわかり、グリムドとウルトラマン全員が闘う理由が全員で封印したからだということもわかりやすかったです。
また、7人のウルトラマンの人間体としての持ち味がよく表現されていて、オールスター作品で良くある他のキャラクターがわからないが全くありませんでした。
転
人間のヒロユキとウルトラマンのタイガの友情が見えてきて、タイガという作品の変身で言うことから根幹にあるのであろうバディの意味が伝わりよかったです。
また、そこに至る要素としてタイガとタロウの親子の関係があったのは凄くよく、詳しく知りませんがジードとベリアルの関係もふまえている感じが良かったです。
加えて、ヒロユキに対してタイガが闇堕ちしたタロウのことを強がりで弱いて言ってるのが、親に対する子供感が良かったです。また、これは後のシーンの伏線的な意味合いもあるんですよね。
結(バトル)
タイガ達3人以外の7人のウルトラマンにも長期クール+映画の重みを背負っただけの強さがあったことがよくわかる戦いになっていて、オールスターとしても、サブタイトルであるニュージェネクライマックスが伝わってきて、激アツな戦闘でした。
さらに、ラストの戦いではタロウが1人でグリムドを食い止め、その後、タロウという父親が子世代(新世代)に託す描写がわかりやすく、これがニュージェネレーションの意味かとなりました。また、これは先ほどのタイガと父親のタロウのシーンも重なり、カタルシスを感じました。
結(ストーリー)
そして、ストーリーの完結場面ではウルトラマンという宇宙人が居なくなるという工程の中にウルトラマンも主人公達のメンバーになったという表現が強くなされています。
これは、怪獣が普通にいる感じのするあの世界で、
ウルトラマンが一員になるということでの宇宙人との共存と
正義の味方としてのウルトラマンが居なくなるという過程が
本来悪役である怪獣との共存を表しているように見えてよかったです。
(実際どうなのか知らないので妄想です。)
ED
加えて、本作が良くできていることでタイガ本編が想像でき、エンディングの総集と合間って、いい意味で観ていないのに2クール全部観た気になりました。
感想のまとめ
何度もいっていますが、とにかく初見でも見やすく、楽しめるそんな作品でした。
それぞれの視点からの感想
多分、自分はずっとウルトラマンが好きだった人間では無く子供に映画に連れて行かれた親という視点でも見え、しかし、詳しい友人やオタクの情報も見ているので、そういった人達のことも考えられるので、それぞれの視点を客観的に見れると思います。なので、そのことについても自分の想像になりますが、書いていきます。
詳しいファンの視点
正直、自分の求められた感想じゃないんでサラッと書きますが
初見の自分ですら、オールスターとして興奮でき、ウルトラマンそれぞれの最終形態について熱かったので、ファンにとっては凄く良かったのではないでしょうか。
知らない親の視点
自分が一番近い視点だと思うのですが、やっぱり、凄くストーリーや背景がわかりやすくて良かったと思います。流石は円谷プロ、子供連れでくる親のことも考えていると思いました。
また、この親世代にとってはタロウという作品そのものは世代的に直下では無いんですよね。ただ、前述したタロウとタイガの親子感の溢れるシーンには胸を打たれたこと間違えなしです。
加えて、母親にとってもオールスターであるがゆえの人間体が一連に並ぶシーンは圧巻の現代日本男児イケメン一覧だったのではと思いました。20代男性の自分でもオールスターの熱さだけでなく、そちらの面でも心が躍りましたし。(これが他の記事なら違う表現したけど、流石にアレだしね)
少年の視点
隣の席が親子連れだったので、隣の少年の楽しそうな感が伝わりました。また、やっぱり子供だから興奮すると揺れるじゃないですか、それが素人の自分としてはここが盛り上がるシーンなのかと直にわかって良かったです。これが4DXですか…
作品の内容的な話をするとタイガの前作のルーブが客演の中でも出演時間が長いのは大人のファンと違い長いスパンで作品を見ることの少ない子供にとっても良かったのではないでしょうか。
作品のテーマと解釈
先ほどは感想を述べましたが、タイガ本編を知らない自分が本作を見たときの自分なりの解釈を見ていきます。
自分は本作のテーマは前述の転で感じたウルトラマンとバディであることの意味や結(ストーリー)でも述べたように、宇宙人との共生だったと思います。
これはAIの台頭に対して「人間とは何か?」という作品のトレンドに対する答えを、ウルトラマンという作品シリーズから答えを出したものがこれなのだと思います。
(同じ男児向けで言えば、ヴァンガードG NEXTや遊戯王ヴレインズも同じテーマで違う視点です。ヴァンガード→ユニット ヴレインズ→素直にAIという構図です。また、けもフレ(2017年)が人気になったのもこれがテーマの1つだったからです。特撮詳しくないので特撮から例がだせず、すいません)
宇宙人(怪獣もウルトラマンも含めて)と人間を対比して良さを出すとともに共存という答えを出していたのだと私は思いました。
また、次回作となるウルトラマンZでは、タイガの主題の一つに怪獣達とは共存があったのに対して、倒すべき相手に工夫するために、全体的に凶悪であるとも改めて思いました。
加えて、この点を引き継ぐ点としてヘビクラ隊長がいるのかなと思いました。
あとがき
今回は劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックスの感想を書いてきました。何度も言っていますが、本当に特撮にわかなので至らない点や解釈違いがあった部分があると思いますが読んでいただいて本当にありがとうございます。