どうも、カナジシキです。
今回はシャッフルエピソード2 の感想を一部自身の解釈も含むネタバレ有りで書いていきます。
(検索サイトでインデックスされないようにしています。)
また、ネタバレ無し編はこちらなので、ネタバレが嫌な方はこちらを見て下さい。
目次
概論
全体的に前作の雰囲気を残しながら、新作として仕上げたもともとの宣伝通りの良作だったと思います。
その中でも前作と同様のポジションにあたるキャラクター同士のルート上でのストーリーの対応が完璧であったといえます。
(対応している点は後で見ていきます)
しかし、前作を前提として作られているわけですが、単体としてエピソード2を見てもそれぞれのキャラクターの魅力が溢れており、前作から時間が流れた時代が世界観として完結して出来上がっており面白かったです。
発売時期の変更
また、発売日がもともと3月の末だったわけですが、5月の末に変更になったことにより、
夏がくる
という実感を与えてくれてむしろ良かったです。
楽曲について
OPソングCONNECT
OPのCONNECTはストーリーを示唆するような歌詞であり、プレイ前に聴いていたときには特に2番の神と悪魔というフレーズからは、これから始まるストーリーに期待が膨らみました。
また、プレイ後に聴くと未来と過去という今作のキーワードや思い出(記憶)という重要点が含まれておりストーリーの深みを増すと共に、夏を強調した紐付けからは不思議な懐かしさやゲーム内での仲間達への想いが強くなったように感じます。
テーマソング 色めく花、咲き誇る夏
テーマソングの色めく花、咲き誇る夏はこちらはエンディングソングとして流れるわけですが、こちらも示唆するような歌詞になっており、出だしの咲き誇る夏がくるというフレーズの時点でゲーム中で恋をした少女達との思い出を感じられました。
また、夏という単語が今作でのその意味を強めると共に前作を懐かしめるようになっていました。
曲調からしたら本来は違うのですが、OPが楽しさであればこちらは感動へとつながりました。
BGM
キャラクターごとに合ったBGMであり、作中で他のルートを攻略中にも既に攻略済みのキャラクターが登場すると愛おしく感じるごとに繋がったように感じます。
それ以上にプリムラが過去を語るシーンで
Mirage Lullabyがかかり
流石にずるいよ…号泣
共通ルートのあの時点で号泣した自分には個別ルートでネリネやシアの登場シーンではもう泣き崩れました。
共通ルートについて
友人達との楽しい学校生活、暇を愛しながらその暇が奪われそんな日常が当たり前となる様子がとても良かったです。
また、どちらの分岐を選んでも行われる劇の内容では前作のキャラクター達が前作と今作の間の時代を思わせると同時に、前作では要素の一つでしかなかった姫と結ばれて王になることの意味づけを強くしてくれたように感じました。
キャラクターについて
主人公
相生頼斗
ゲームの主人公としては平均的なめんどくさがりな、平凡を装ったモテすぎ優男といった感じでした。また、今流行の家事やる系男子であり、普遍的な主人公だといえます。
ただ、彼の両親を失った過去や琥珀姉との関係からくる家事をやるようなった理由、そして、暇を愛する意味が明確であり、その過去をヒロインとの恋を通して変わっていく姿がとても良く
普遍的な主人公でありながら、その普遍差が魅力になった良いキャラクターだったと思います。
サブキャラクター
魔王と神王
シャッフルの特徴にあるヒロインの親であり、本来は世界のトップである存在の登場というのが今作では前作のキャラクター達の次世代であると同時に大崩壊や開門から100年ときが流れた時代の王として描かれていて良かったです。
また、フォーベシィとユーストマとは対極の風貌ではありながら血縁を感じれる似た描写も完璧でした。
フローラとアレックス
そんな、王や姫に支える彼らですが、物語に深みを与える良い脇役であり、引くときと出るときが丁度良く感じました。
また、諜報員時代のフローラや開門研究に傾倒したアレックスと彼ら二人の過去にも気になる点が多くスピンオフに期待したくなりました。
神保虎次郎
良い友人キャラは良いゲームの始まりですよね。
そこまで語ることは無いのですが、友情エンド時に表示されるCGが男の青春て感じがしてめっちゃ好きです。
石竹先生
適当な先生キャラ良いですよね…
後ずっと左右の胸がズレてることが気になってました。
麻梨=オブシウス
基本的に眠そうな感じなのに、情報屋で意外と切れ者
虎次郎と主人公を交えたクラスでの友人3人の会話が本当に好きでした。
また、前作の同ポジションにあたるタイムとは巨乳でおっとりと真逆なのですが、台詞の端々に彼女を思わせる描写がありキャラクターと役割の作り方のうまさに感動しました。
早く攻略したいです。
シトリン
現実主義でどのルートでも喫茶店に行けばいる彼女は安定であり、自分としてはどのルートでも誕生日を祝いたかったです。
また、きららの友人としての立ち位置も最高でした。
加えて、先程のタイムとオブシウスと同様にカレハとシトリンにも妄想癖と現実主義で逆なのに似た役割なのが最高でした。
だから、早く攻略させろ。
メインヒロイン
自分の攻略順に書いていきます。
木下きらら
ヒロインではあるのですが、どちらかと言えばサブキャラクターの賑やかしといった感じの良キャラでした。
だからこそ恋に落ちたときの彼女が最高に愛おしかった…
また、彼女がストレスを感じた理由が琥珀姉への裏切りからであり、琥珀姉ルートをやることでなお失恋ではなく同様の理由な点から本当にいい子と感じ愛おしくなりました。
安場琥珀
家でのゆるゆるな彼女と外でのキッチリした彼女の二面性が最高の可愛いお姉ちゃん
彼女のルートではそんな彼女のことがより深くわかるわけですがその理由を抜きにすれば、このルートの理由の主はきららであり正直普通の三角関係のもつれに見えてしまいました。しかし、琥珀姉のキャラクターの性質上ルートが普通であったことも日常の象徴になり良かったです。
また、それ以上に他のルートでいつもはゆるゆるなのに、姉としての一面として主人公の支えとなってくれる彼女が好きでした。
リシア
減点です。や、決別します。と言ったツンデレ的な要素が本当に可愛いかったです。
また、そう言いつつ最初からぞっこんであることも可愛いかったです。
特に、ラストでシアを見て人間と神族の寿命の違いからくる悲しさを知っていた彼女が最終的にハーレムを容認する様子がネリアも同様のことを感じていたことから、皆への優しいさを感じて良かったです。
ネリア
彼女もリシアと違った方向でマジメで好きすぎました。ヒロイン達の中でも一番よく見えていながら、自分のこともよく知るそんな彼女ですが、演劇の興味をルートでしか明確にしないこと、初志貫徹の魔法に振り回されてしまう姿、マジメですが勉強は苦手な感じが器用貧乏で好きでした。
また、トリフェーンとネリアのルートはもともと頼斗に対し敵意で始まっていますが、本当は初恋の相手であり自身の好きが根本です。それに対して、前作リシアンサスとネリネは好意で始まっていながら、その実自身の幸せのためではありません。この対比が良くできていたように思います。
リムス
ぱっと見一番子供で子供のような行動んするのにもかかわらず、その性質からいろいろ感じとれ一番大人そんな彼女にはどのルートでも空気を読んでくれて助けられました。
プリムラの話からわかることではありますが、リムスも今作のメンバーが居なくなってからも生き続けていきます。そんな彼女のこれからの物語を読み取らせることが本作のメインテーマの一つだったようにも感じます。
過去作について
リシアンサスルートが前作から続くルートだとわかりましたが、彼女は人と神族の寿命で悲しんだとリシアは感じています。
ネリネはこの場合、負けヒロインなのでそれについてネリアは感じ取り人と神族を恨みました。
稟達が死んでからも生き続けプリムラを可哀想にもプレイヤーからすれば思えます。
しかし、その実彼女達は
青春と絆と恋愛 を通した一つの人生として自身で消化しており、
それが過去作と今作を通して出来上がっており最高でした。
ルート選びのフィードバック
もちろん、ルート選びは一回しかできないことなのであれですが、
先輩後輩から変化するきららとの関係を最初に選んだことで特に感じられたこと
他ルートでの琥珀姉の良さに気づくために早くプレイできたこと
世界感が深く知れ、友人達との関係も熱いリムスルートを最後やれたことと
個人的には最良の選び方だったと思います。
イベントシーンについて
正直、こうったゲームとしては行為の内容は普通よりも普通なので実用性は低かったように感じます。
ただ、その中でも琥珀姉とネリアが全内容奉仕よりであること
リムスのあのビジュアルに奉仕させること
きららの指輪での共感演出
リシアが真面目ゆえにきちんと調べているところは良かったです。
加えて、彼女達との恋のひと場面として最高の出来であり、その内容から伝わる感情表現や愛からくるカタルシスとしてある種の実用性を得られました。
イチャイチャするだけのファンディスク下さい。
総論
本当に前作と今作の対応、対比が綺麗であり
彼らの人生を垣間見せながら
本作、この世代の生き方、愛、友情が感じ取れる最高の一作でした。