どうも、カナジシキです。
今回はD.C.5の感想を書いていきます。
以下、プレイしていなければわからないような表現にはしますが、D.C.4およびD.C.5のネタバレを含みますので嫌な方はブラウザバックをお願いします。
目次
概論
全体として本作はD.C.4およびD.C.4Fortunate Departuresの解答としての要素が強い物語であったと感じます。この部分について詳しくは考察で行うため今回は省略しますが、D.C.4に対してはD.C.の入門としてもプレイ出来る作品であると感じていましたが、本作はその点で押せるかと言えば、弱かったと感じています。
まあ、物語全体を通して、新規顧客を求めるフェイズでは無いというだけだと思いますが。ある意味、舞台D.C.Ⅲがそっちをしている点もありますしね。
また、自分はHP公開時点で何となくD.C.Ⅲに近い作りを感じていたことやロゴからこれまでのD.C.とD.C.4からのD.C.を繋ぐ作品になると感じていたため、その直感は正しかったのだなと思っています。
次に本筋の魔法や世界を除いたキーワードとしては選択があったと感じます。これはD.C.ストーリーでもニュアンスとしては語られていますが、他にもルートOPのタイトルがどっち?であることやD.C.4でのテーマを深く表す場所として描かれたワンダーランドの位置に想秤の桜があることからも読み取ることができます。続くキャラクターの各感想ではその点についての解釈も書いていきます。
楽曲について
まず、D.C.4ではOPのCDがついておらず、D.C.4Fortunate Departures 発売まで、FULLで聴けたのは生放送とライブだけであったため今回は最初からCDが付いていてありがたかったです。
ダ・カーポ5 〜メグリメグル世界〜
詞の一つ一つがD.C.5の世界観を表しており、また、なんと言っても2番の歌詞はD.C.の物語全てに通ずるような歌詞だと思いました。
加えて、サビのリズムには早まる鼓動や歩調のようなものを感じました。
また、D.C.4の「D.C.4 ~新しい世界~」歌唱がRin’caさんになり、新しいD.C.を表していましたが、yozuca*さんに戻ったのも印象的でした。
そして、考察になるためここでは深く触れませんが、だから、メグリメグルになるのか…という部分や世界という4から要素もこれからを楽しみにさせてくれる曲だったと思います。
どっち?
流石、美少女ゲーム界のJAM ProjectことM.A.R.Y. 4 TUNES他のゲームならメインOPだろうという楽曲でした。
また、前述したD.C.5のテーマの一つとも言える選択がテーマとなっているのに、本来なら重めの楽曲になりそうな所ポップに作っているのも良かったです。
そして、「果報は寝て待て無い」「未来は俺が変える」という歌詞は創眞らしさを感じる歌詞だと感じました。
DREAM CHANCE!もかなり好きなのですが、こちらもD.C.の中でもかなり好きな楽曲の一つとなりました。
哀しみリフレイン、アイノキオク
どちらも良いタイミングで入る、最高の演出でした。
ただ、愛乃亜ルートの可子の演出は流石に笑いました。
暁に祈りを
どのルートに当てはめても本作での恋を表した楽曲であるということはもちろんなのですが、本作であるからこそ他の恋愛楽曲にも普遍的に歌われる、何十年後も一緒にいることを歌うことに深い意味を持つようにかんじました。
キミが微笑むから
ああだから、この曲をこのタイミングでRin’caさんが歌う意味があるんだな、物語は続くんだなと感じさせてくれました。
逆に言えばメグリメグル世界がyozuca*さんだった理由にも納得しました。
「答え合わせじゃ埋まらない気持ち」の部分が自分の概論に繋がるように感じ、そして、世界は変わるんだなと感じさせてくれました。
本当にありがとう
キャラクターについて
主人公
玖星創眞
主体的に動く主人公として描かれており、かなり好感度の高い主人公でした。
自分はHPの立ち絵でそうだろうなと思っていましたし、瑞花にD.C.5の世界観の魔法使いの制度を説明していた時にほぼほぼ確実だと思っていたので、コレがアレになるのかと考えるだけで凄い楽しめました。
サブキャラクター
本作ではこれまでと違いラジオポジションがないため、サブキャラクター達が進めてくれる部分が多くあり、どのルートに進んでも色濃く登場してくれるキャラクター達でした。
鳴深芙美乃
いやー、可愛かったですね。
雪那と二人でいじってくるのが好きでしたね。
後、個人的な話ですがブシロードのオタクでプリコネの考察もしている身からすればこのCVでママは流石に外せないですね。
可子ルートのクリスマスで予定を聞かれた所の返答が好きでした。
末崎ゆゆ
今作の杉並叫び枠、生徒会であると同時に委員長であることにより、委員長として女友達としてヒロインを支えてくれる立ち位置であり、主人公主観として大変助けになりました。
杉並
今回の杉並も暴れ回ってましたね。
3バカとしてこの杉並がいたからあの創眞を作ったんだなと考えると面白かったです。
向島悠斗
D.C.4の親友枠が叶方だったこともあり、こういうバカ久しぶりで楽しいなと思いました。
割と真面目に何故モテないのか謎ですね。
可子ルートでの妹談義やどのルートでも、嫉妬しながらも創眞を支えてくれる姿が好きでした。
示僑翔太朗
先生ポジションとしては少し弱さは感じましたが、こういう形の多めに見る先生もありかと納得しました。
及川桐吾
本作の後半ストーリーを進めてくれる、頼りになる、選択肢をくれる、重要キャラクターでした。
また、月見団子の制服をあのデザインにしてくれてありがとう、それが一番伝えたいですが、その気持ちでお店に行ったら追い出されますね。
街で見かけた少女
詳しくは語りませんが、性格的にこの子があの子に繋がるのだろうなと思います。
ヒロイン
攻略順に書いていきます。
白河灯莉
お嬢様として振る舞う女の子はやっぱり可愛いですね。
また、本性がわかった後の彼女は
あまりに、
いじらしく
かわいい、女の子でした。
後、愛乃亜ルートのリレー練習中に愛乃亜の身長に合わせるために屈伸するシーンが今作1の好きなシーンです。
シナリオとしてはもっとも選択がわかりやすく描かれており、「確かな選択をするために保留する」であり、選択肢の保留ということは人生において往々に行うことであり、共感の伴うシナリオであったように感じます。
加えて、本シナリオは魔法が関わらないが他ヒロインと同ボリュームであることから少し冗長に感じる部分もありました。
しかし、D.C.シナリオにて創眞に言われた言葉やD.C.4ではちよこルート、未羽ルートが短かったことから、制作側にそう感じることを含めて見透かされていたのだなとあらためて思いました。
八坂可子
本作では後輩キャラが存在しないことから、 D.C.の妹としては裏モードの無いように見えると同時に自身の魔法による被害を受けない珍しいキャラクターとなっていました。
ただ、嫁に欲しい系妹としては完成系に近くアクセサリー作りが趣味でご飯が美味しく、天体観測好きは流石に強すぎるなと思いました。
やっぱり、circusの作る妹は流石だな
聖妹戦争の新たなる刺客だな
てかんじですね。
シナリオとしては他ルートと比べると「選択肢がある幸せ」が強く感じられるシナリオであるように感じました。
これは前述した通り、D.C.の妹は強い魔法を持っていて、苦悩するというシナリオが多い中、天才の姉がいることにより選択できる立場にいるというのはD.C.シリーズだからできた演出であるように思えます。
そして、矢をも手に立つ天才を支えながら、自分のしたい事もはたすということは現代人の目指す目標のような共感を得ました。
常坂雪那
小悪魔系お姉ちゃんは強いなて感想ですね。
正直、色々語りたいことが多いのですが、D.C.の姉力を持ってきた上に妹が持っているイタズラ特性まで、合わせ持つのはずるとしか言いようが無い!
なんでも、楽しい方に持っていきながらそれを制する力にも感服しました。
ここからのキャラクターは深いネタバレは描きたく無いため、ボカしますが
シナリオとしては「勝ち取った選択肢」なのだなと思いました。
そして、きっと、勝ちとった選択肢全てに丸をつけるような彼女が好きです。きっと、彼女と創眞の道はそんな道なのでしょう。
また、記録がポイントなのがそら姉、エピローグが音姉に似たシナリオを感じました。あれ?るる姉は?…
そういうことか…
という妄想です。
妄想ついでにもう一つ付け加えるとなんとなく、二乃と似たように感じていたため、考察でまとめますが、4で語られたあのキャラてもしかしてと思っていましたが。
FDやり直したら、可子だなと思いました。
桜来瑞花
あー、こういうヒロインもあるのかー
ていうのが、感想ですね。
天然で行動が謎にイケメン、なんていうか、一見クール美人の記憶喪失という、いわゆる世界系の定番ヒロインがこう来るかという、流石circus、流石D.C.テンプレを熟知しているからこそ、そこを少しずらして良いキャラを作ってきたなという感じですかね。
発売前とのギャップが一番大きいキャラクターでした。
シナリオは「しなければならないこと、したいことの選択」ですかね。
結果的には選択出来ない状況になってしまいますが、最終的には選択して決めるたこと、そして、やりたいことへと繋いでいくのだろうと思いました。
ここも考察になりますかね。
そして、ルートを進めていくごとにD.C.4をやりこんでいればいるだけ、どんどん繋がっていく感覚が楽しいルートでした。
また、普段は天然、決めたら引っ張っていく所は、普段は唯我独尊、意外と推しに弱い、愛乃亜と対比になっていて面白く感じました。
(それだけでなく、この二人の対比もかなり重要な点だとは思います。)
八坂愛乃亜
金髪天才魔法使い、この見出しもD.C.らしさだと思いますが、下町のおっちゃんのような口は汚いけど人情に熱い所、可子ルートでマジお姉ちゃんな所、愛乃亜ルートでの照れ具合どれをとっても可愛いロンリークイーンでした。
また、どのルートでも創眞のことを一番理解しているため、アドバイスしてくる所も本当にお姉ちゃん(誕生日的には創眞のが上だけど)でした。
シナリオは「決められたことを決めたことに選択する」ですかね。
許嫁もののストーリーをD.C.らしく仕上げてきたなという感想です。
また、恋人の時間は最も短いシナリオなのに一番愛を感じたそんなシナリオでした。
ルート選びのフィードバックについて
灯莉→可子→雪那の順番に普通みんな進めるとおもうんですが、その後の瑞花と愛乃亜の順番なのですが、まあ、エピローグを考えると愛乃亜を後にして正解だったなという感じですね。
また、システム面の感想としてルートOP公開時点と楽曲の数から4のような文化祭と体育祭で分岐後、キャラルートかなとも思っていたのですが、ヒロインとしっかり祭りが楽しめて良かったなという感想です。
総論
D.C.4の答え合わせと同時にこれまでのD.C.が明確に繋がった作品であったと感じます。
また、D.C.5独自テーマとして選択がしっかりしていることにより、一見先が見えた世界観にD.C.5のキャラクターの行動が答えとしてだけでなく、選択することによって、さらに世界が繋がり、動いていくのが楽しみになる作品でした。
こないだ、発売したのに新作が待ち遠しい、4の続きでも、5の続きでも、6でも、Ⅵでも、アプリゲームでも
加えて、妹が強いD.C.から雪姉だけでなく、愛乃亜、芙美乃ママ、桐子ネエによって姉も強いD.C.が完成されているなと感じました。
最後に言いたいのは本校制服の4人も見たいなーて感じです。
では!
あっ、後、今後D.C.4考察はFD前のなので5の考察で色々やっていきます。
2月末か3月頭に上げれるかなと思います。
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