グリザイア クロノスリベリオンについて

ゲーム感想

どうもカナジシキです。今回は12月に配信されたグリザイア クロノスリベリオンについて書いていきます。

本当は配信から1週間後に下書きは書いていたのですが、色々と忙しくてあげられていなかったのでグリザイアシリーズ10周年を期にあげさせてもらいました。

まず、私のグリザイアに関する知識についてはアニメ「グリザイアの果実」から入りコンシューマで「果実」「迷宮」「楽園」の3部作をプレイ、18歳を超えた後に原典をプレイしています。

ただ、ファントムトリガーについてはnine の記事でも書かせていただきましたが、当時分割売り(章別売り)作品は完結してから買えば良いと考えていたのでプレイしていません。また、アニメについてもゲームをしっかりプレイしたいため見ていません。このため、公式HPのキャラクター紹介、ストーリー紹介程度の知識しかありません。

このことから、今回の記事はグリザイアシリーズから離れており、ファントムトリガーについて知らず、しかしながら、作品としては好きな人間の視点からか書かせてもらいます。

前書き通りの本題はストーリーについてからなのでそちらだけ興味がある方は目次から飛ばして下さい。

ネタバレ要素はありません。

ゲームシステムについて

リセマラについて

リセマラに関しては非常に行いやすいシステムでした。

タイトルにあるゲームデータの消去でデータを消すことができるため、何度もアプリをダウンロードする必要が無く、チュートリアルも別途用意されているのでガチャを回すことができるまで非常に短かったです。

また、最高レアリティの初期星5キャラの提供倍率も3%と低くは無く、初期報酬の20+2連で初期星5キャラを2枚引くことは難しく無かったです。

私はピックアップ単発狙いでリリース記念ガチャの薪菜と天音を1時間程度で引き当てることができました。

リセマラ後のスクリーンショット↓

グリザイア クロノスリベリオンゲーム画面より引用

戦闘について

始めたばかりはただ3種類のコマンドから選択し入力する非常に単調なもので、よくわからないものというのが率直な感想でした。

ただ、プレイしていくとコマンド入力により発動するスキルで乗じるバフ、デバフとコンボによる攻撃上昇、三竦み、必殺技ゲージスキル溜め、Exskillの発動タイミングと思ったよりは行うことが多くあり面白さがありました。

このため、難易度が上がり、使用キャラが増えてくれば楽しめると思います。

ただ、単調なシステム故に考えうるキャラの特徴が少なく、差別化のためにインフレも進みやすいので先があるのかという点が心配です。

育成について

多分、ゲームを進めていきある程度の余裕が出てくれば、キャラクターの入手に対してはやりやすい方だと思います。

しかし、プレイ初期では育成素材やコインの溜まりが悪く、なかなか難しいです。このため、リセマラで星5キャラを2体以上手に入れ、ショップにあるグリスタル(無償も可)で購入できるシックスパックをガチャよりも優先して買いゲームを進めるべきだと思います。

グリスタル(石の溜まりについて)

現状ではゲーム初期であるため特別報酬が多いためなんとも言えません。ただ、初期にしては溜まりが悪い気がします。

しかし、イベントクエストのコイン、育成素材、進化素材の達成が毎日リセットされので毎日最低540個貰え、ミッションクリアで+アルファ、さらにはアリーナの特典で週一900個と最低保証は10連が3000個なため、少なくない方かなと思います。

また、この石溜めのためにもある程度の育成が必要なので先行投資として前述のシックスパックの購入が必要だと考えています。

スタミナについて

プレイ初期特有の上限値の低さでプレイが急かされるのはよく無い点と言えます。

また、現状まともにプレイしているソシャゲがプリコネRとスタリラの2つの自分としてはクリア済みエリアの周回プレイを伴うスタミナ消費は苦痛でしか無いのでスキップ機能をください。

隙間時間でゲームをする現代人にとってこの部分の軽視は致命傷です。

ストーリーについて

以下、ストーリーについて書いていきます。本題はここからになります。気をつけて書いていきますが、ゲーム内ストーリーのネタバレを完全に省くことは出来ないので少しでも嫌という方はご注意ください。

果実組について

グリザイアの果実〜楽園までのキャラクター、作品においてはS組と呼ばれる彼女達をここでは一姫のセリフから果実組と呼称させていただきます。

シリーズ物のアプリゲームではフェス感を出すために設定を無視し各作品からキャラクターを登場させるというのはよくあることです。しかし、本作は元来のグリザイアからクローン技術、タナトスシステムというオーバーテクノロジーがあったため違和感のない導入になっていたように感じます。また、本作の中核をなすPeTSへの繋げ方も良かったように思えます。しかし、イベントシナリオで出したいのであれば最初からD組との出会いを描いたストーリーを行うべきであったという点は不満点になります。

SORDの各学校について

前述のとおりファントムトリガーについては詳しく無いため設定とアプリゲームの相性の良さについて書いていきます。本作はファントムトリガーの物語の後と考えられる作品であるため、SORDに所属する学校も数々登場します。また、美浜学園でも果実組がS組、ファントムトリガー組をA組、今作のメインキャラをD組と呼ぶことや班で組織わけされています。これはアプリゲームと相性がよく、アプリゲームではイベントストーリーを挟む必要性があるため、さまざまな組織分けがあり、それをうまく料理することは重要な指標となります。この観点では正月イベントは前半は組織単位での行動、後半ではメンバーがミックスしての行動とよく出来たシナリオだと思いました。

しかし、基本的にメインシナリオ担当キャラや客引きを含めたガチャの兼ね合いもあるのだと思いますが、少なくとも再三にはなりますが、S組、A組、D組の出会いだけは先に描くべきだったように思えます。

後、イベント終了後もイベントストーリーは読めるようにして下さい。

メインシナリオ

メインシナリオは読みやすいグリザイアという感じで概ね満足です。基本的に重い過去の少女達と主人公のアラタとが関係を築いていき最終的に対テロを行い敵と立ち向かっていくという構文は面白いです。また、主軸の敵に関しても謎が多く、エルとの関係も含めて大変楽しめるものです。このため、オートで1時間前後と無料で読めると考えたら良いものだと思います。

しかし、先にキャラクター(いわゆるカード)だけで登場している、本作が初のキャラクターが多くいるため、早くメインシナリオでの登場キャラを増やした後に本編を進めるという構造はわかります。ただ、先程までにも述べた他シリーズキャラクター(特に果実組)との出会いを少しでも描かないと違和感があります。また、徐々にD組のキャラクターを描き後で担当回を入れることでのカタルシス狙いなのは分かるのですが、メインキャラクターであるはずのセリカ、フランの担当回を最初に入れていないせいで愛着が湧きにくいことも良くない作りな気もします。

キャラクターについて

前項でも述べましたが、セリカ、フランについては扱いが悪いような気がします。また、アラタについても辛い過去を持ちながら達観した性格と意図して雄二に似たキャラクターとなっているのですが(多分、クローンの一人)その個性が見えづらいのも難点です。これは概ねアプリゲームというシナリオを短くせざるおえず、表現描写が短いためで仕方がない点もあるのですが、本作がフルボイスでないことによる演技からの表現もないからだと感じます。

なので、フルボイスにしてください。

ただ、そうは言いましたがシリーズ作品で表現の足りている果実組、A組のイベントストーリーでの動きは面白く、シリーズで培った魅力が出ていると感じます。加えて、担当回を終えたイスカ、小宵、エナは通常のADVでルートクリアした後並の愛着のあるキャラクターとなっています。

まとめ

ということでグリザイア クロノスリベリオンについてゲーム、ストーリーの面で見ていきました。

要点をまとめると

ゲーム

ガチャ 悪くは無い

育成およびシステム全般 改善の余地あり

戦闘 悪くは無いが単調で冗長、スキップ機能もしくはAUTOのAIを優秀にして欲しい

ストーリー

そのもは面白いがシリーズキャラ間の絡みに根拠が乏しい、フルボイスにして欲しい

OPは神曲

グリザイア クロノスリベリオン でっどすとっく! 月ブシでよんこますたぁらいとの次に好き

だいたいそんな感じです。

ストーリーに動きがあった場合、考察とか感想とか書くかも知れません。

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