〈スタァライト考察〉1章のRe LIVEについて 後編Re LIVEによるキラめきの回復について

スタァライト

これまでスタァライトのキラめき不足について1章のRe LIVEが解決するとしてきて、その可能性足り得る証拠を前回#11の矛盾より求めました。

ここで今回はスタァライトのキラめき不足をどのように「スタァライトの消失という物語」で補ったのかについて見ていきます。

以下、アニメスタァライトおよびスタリラ新章の重大なネタバレを含みますので嫌な方はブラウザバックをお願いします。

「スタァライトの消失という物語」の構造

前回も書いたように1章の「スタァライトの消失という物語」は

各校のレヴュー

スタァライトの消失を防ぐために塔に登る

という順に物語が進行しています。

そして、前回これについて考えたことは

レヴューすることと

塔を登ること

の二つが必要であったということです。

このうち塔を登ることは、スタァライトのレヴューであったと強引にもしなければならなかった理由づけである、Re LIVE中にレヴューを置くための処置であったわけです。

なので、レヴューの手順においてスタァライトのキラめきの消失を抑えることを説明することが今回の目標になります。

1章のレヴュー

レヴューやエチュードの前からRe LIVEな理由

#1の1話時点でえるにより呼ばれる前からB組がスタァライトを忘れていることやアニメのレヴューの舞台は曲がりなりにも現実の場所とリンクしていましたが、こちらは着信によりそのまま舞台に飛ばされていることから、正確にいつからなのかはわかりませんがレヴューやエチュードが始まる前から「スタァライトの消失という物語」のRe LIVEは始まっていたと言えます。

これはえるの脚本であるRe LIVE中にレヴューを行うことでスタァライトのキラめきを使用せずにレヴューが行えたことを指します。

トップスタァの否定

本来#1ではスタァライトのキラめきを回復する要素をトップスタァによる無限のキラめきだと述べていました。しかし、これまでのレヴューの経緯を見るとトップスタァになった場合も

レヴューによりキラめきは高まる

その高まった全員のキラめきを一人集められる

というだけで、レヴューによりトップスタァになったとしてもシステム的に無限のキラめきを得られるわけではありません。また、それを舞台に還元することはできません。

つまり、自身の説ではえるは知らなかったのかも知れませんが、スタァライトの消失自体は本当のことであり、戦わせる理由が焚きつけたこだと言えます。

質素な舞台

1章の各校同士のレヴューの舞台は実に質素なものとなっています。

これはレヴューの元になっているスタァライトにはもうキラめきの放出が不可能であるため、舞台装置は無く舞台少女同士の戦いがメインとなっているのだといえます。

また、本来であればキラめきのぶつけ合いであるレヴューにおいて舞台少女のキラめきは舞台装置に作用することはアニメの描写から一目瞭然です。そこで、本来舞台装置に行くはずのキラめきをスタァライトに還元していたのだと考えられます。

しかし、塔に関しては派手なものとなっています。これはこの時点で既にレヴューというものは終了しており、完全にRe LIVE側に移行しているのだと言えます。

コロスとエチュード

次にコロスとエチュードの正体を見ていきます。

コロスは夢の時点で勝手に登場していました。また、#7以降のレヴューでも登場しています。このことから、スタァライトの消失以外でも登場します。

加えて、エチュードに関してもコロスを倒すというRe LIVE中の演目の過程であるとした場合、1章のエチュードは「スタァライトの消失という物語」の演目中に行われたものであるため#7以降のコロスとの戦闘シーンと変わりません。

この二つのことからコロスとはえるが作り出したRe LIVEでの戦闘シーン用の脇役であり、スタァライトの消失とは直接関係が無いことがわかります。

ただ、この戦闘により舞台少女からキラめきが発していたのは確かであるため、塔を登る前のレヴューというシステムにある上では、スタァライトに還元されたと言えます。

まとめ

これらのことから

レヴューとエチュードで発生する舞台少女のキラめきからスタァライトのキラめきを補っていたことがわかります。

しかし、スタァライトの本質的なキラめきは膨大であったはずなため、先ほどのトップスタァのキラめき同様この程度で治るとは思えません。

このため、本質的な解決はやはり第100回聖翔祭なのでは無いかと言えます。

新章のRe LIVEについて

次回はこれに続く#7〜#10のRe LIVEについて見ていきます。また、今シリーズはそこで完結とします。

前回

次回

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