どうも、カナジシキです。
今回はりみのプレゼントソングについて見ていきます。
目次
アニメから続く物語
今回のストーリーでは牛込りみの姉であるゆりの誕生日パーティーにポピパメンバーが呼ばれ、そこでライブを行うと同時にゆりに送る新曲を作るというものになります。
これは前半戦では香澄を中心としたバンド作りを後半には香澄を中心としたポピパの成長を描いたアニメでは描ききれなかった、他メンバーを中心とした事柄であり、また、その中でも
2話かけたたえ、3話かけた沙綾、実質2話である有咲に対して1話しかかけられなかったりみを中心とした物語であるため
アニメでやり残したことをしたストーリーであると言えます。
りみの変化
りみがアニメ3話でバンドをできないと言っていた理由の主な理由にはもちろん自分が恥ずかしがり屋だからもありますが、むしろ、それが理由で失敗しバンドに迷惑をかけることを嫌がっていたからです。
これを構造的に言えば
恥ずかしがり屋である自分
↓
それにより失敗する
↓
迷惑をかけてしまう
を嫌がったわけです。この中でアニメでは失敗を恐れず前に出る香澄を見て、自分を変えるという工程を行いました。
これを今回のストーリーでは自分が姉に曲を送りたいという意識を通してわがままを貫き、迷惑という点もポピパのメンバー間を通して払拭した物語だといえます。
また、この迷惑を嫌うという点に関しては沙綾も同様であるため少なからず今回のストーリーが影響を与えたといえます。
ポピパの物語として
付き合いの短さ
ポピパのガルパでの物語として序盤に重要になる点の一つに
ポピパは友達で組んだバンドとされていますが、
正確にはバンドを組んで友達になっています。
これは、アニメ1期を観ていれば何をいまさらということでは、ありますが、ガルパという視点で見ればハロハピ、Roselia、パスパレの方がその感が強くでおり、また、同様に友達で組んだ経緯を持つAfterglowとは、付き合いの長さという対比がとれ重要と言えます。
ガルパ最初のポピパの物語
その上今回のこのストーリーを見るとポピパの物語はアニメ、1章、加えてSAKURA BLOOMING PARTYでも全員登場しているため、その感は薄いのですが
りみの姉への想いを再確認している点
香澄の作詞を有咲がりみに譲らせている点
沙綾の立場の明確化
がんばれパンのアイディアだしや形
といったいった点で、それぞれの役割を確かにしている、ガルパ最初のポピパのイベントとなっています。
そして、今回のストーリーでは困難を乗り越えることで明確な関係の進展をしています。
また、この短期間で曲を作り関係が進むという構文を1章に加えて確定させたとも言えます。
香澄が歌う理由
今回のストーリーに対して一部で不満に言われている事項に「キミにもらったもの」をりみではなく香澄が歌っていることがあげられます。これは香澄の作詞を有咲がりみに譲らせている点から見れば確かにその理論も肯けます。
しかし、これは歌詞作りというのはりみが姉に贈る言葉として行っていますが、りみは今の自分があることを「もらったもの」としているためポピパがバンドとしてラッピングすることで完成します。このためポピパはバンドとしての役割を果たさなければならないため香澄が歌わなければ意味がありません。
また、このことからポピパの関係性が友人としての関係とバンドとしての関係を明確に持っていたことが確認できるのは今後重要となります。
作曲家としてのりみ
ガルパのストーリーでは作曲家としてのりみも重要な成長として描かれており、このことにより曲調の変化をポピパの成長としての意味合いを強めているわけです。(メタ視点でいえばリアルバンドの技術上昇ですが)
その視点で見れば、誰かのために作るということは1章時点で少なからず考えていましたがそれを自らのものにしたこと
また、皆んが支えてくれたことにより曲が完成しているため、皆んなのために作るということを得たといえます。
まとめ
今回はりみを中心としたストーリーである、りみのプレゼントソングを見てきました。
その中で今回は重要だった点は
アニメでやり残したりみの物語であったこと
ガルパストーリーとしてのポピパについてが明確になったこと
に加え
作曲家のりみとして人に送る歌の意識と曲作りをしているのは仲間のためでもあるという意識が芽生えたこと
がありました。
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