〈スタァライト考察〉えるについて

スタァライト

どうも、カナジシキです。

今回は以前のこれ

〈スタァライト考察〉何故、戯曲スタァライトは消失したのか?
どうも、カナジシキです。 今回はスタリラの冒頭では、何故戯曲スタァライトが失われたのか、に対する考察です。 また、アニメで描かれた3種類のレヴューを、戯曲スタァライトのキラめきを主軸に連続性や関連性を示したものとなります。 したがって、スタ...

を踏まえた視点でのえるについて考察していきます。

そちらを読んでいない方は、読んでいることを前提に述べますので先にお読みすることをお勧めします。

また、この文書は考察の上に、考察を重ねた妄想だということをご承知ください

以下、アニメスタァライトおよびスタリラ新章の重大なネタバレを含みますので嫌な方はブラウザバックをお願いします。

えるが起こしたこととは?

まず、えるという人物を考えたときに重要な事項とは何を起こしたのか?

ということです。

これに関してはメインストーリー#11の全編で述べられています。

なので、読んで貰えばわかるのでここでは、自分の解釈をもとにした、理解を深めるための図だけのせておきます。

つまりは、このスキームによりRe LIVEを発生させていることがわかります。

また、余談にはなりますが、#11第4話よりスタリラのイベント内で行われた舞台だけでなく、ストーリー全体、全てのステージやレヴューといったスタリラ全体が少女えるの製作物と言えてしまいます。

えるの存在理由

しかし、えるが何故Re LIVEを起こしたのかについては、寂しかったから、物語を書くのが好きだったから、舞台少女による舞台を観たかったからと事実は列挙されていますが、実情その理由がわかりません。

もちろん、舞台版の#1における走駝先生や#2における八雲先生のように過去の情熱やキラめきがレヴューを呼び寄せたともできます。

しかし、先生達には明確に舞台少女たちを成長させたいということが読み取れます。また、先生達は元舞台少女であり、キラめきを持っていました。しかし、えるは未来の舞台少女でありキラめきは今後えます。このため、えるを同様にしてしまうことはできません。

また、えるが行なっていることは端的に言えば、面白い舞台が観たいであるため、いわばアニメでのキリンが行っていることと同じです。

つまり、なんらかの理由が無ければえるの存在はレヴューに必要がないのです。

ここで前回考察した、スタァライトのキラめき不足についてが登場します。

つまりはスタァライトのキラめき不足が生じたため、えるによってRe LIVEが生じたという認識です。

本来ならばここでRe LIVEについてをさらに考えなければならないです。また、それに付随するコロスについても考えねばいけません。ただ今回は本題の「えるについて」と離れるため、深く考えずRe LIVEはスタァライトのキラめき不足対策であったということだけに留めておきます。

何故えるだったのか?

ならば、ここで重要になるのは、

どうしてえるがRe LIVEを起こすトリガーになったのか?

を考えるべきです。

才能より

まず第一に、これまで再三見てきている#11内の記述に従い、えるが想像力豊かな少女だったからといえます。

このRe LIVEはえるの空想であるとされています。このことからえるが潜在的に想像力が豊かであり、それがえるの力だったとするのが一番素直な解釈だと言えます。

えるノート

次に考えられるのは、えるノートの方がトリガーだったということです。えるノートが主であり、いわゆるアーティファクトのようなものだったという可能性です。

また、この根拠として、

えるノートに書き始めてから不思議なことが起きたこと

アンドリューがノートを持つことを促していること

こちらの根拠があるといえます。

複合説

では、実際はどうなのかというと

この複合が理由だったと考えるのが妥当でしょう。

えるの方が主であるのは、根拠の数から不審です。

また、えるノートが主であった場合えるである必要が無いため物語としてのドラマ性が下がります。

このため、えるノートは特別なものであり、使用できたのはえるだったからという答えが正確でしょう。

部屋の蔵書量の謎

しかし、このどちらが正解だったとしても謎となるのは、部屋の蔵書量です。この部屋の蔵書は全てえるの書いたものとされていますがそこには2つの疑問が生まれます。

えるノートの機能

一つ目の問題点はえるノートを使って書いたのであれば、あの量はノートを使い切ってしまうことです。このことからえるノートに力がある場合

ノートに書いたことはノートに保存されているのではなく

えるの夢の世界に保存されていると言えます。

また、このことはえるノートの機能の一つとも言えます。

時間的な制約

二つ目の問題点はあの蔵書量をいつ書き上げたのかです。いくら独りぼっちで暇な少女とはいえ、あの量を書き上げることは普通の時間軸では不可能では無いかということです。

その答えの可能性の一つには、スタリラの世界はすべてRe LIVEであり、その世界で書いたという可能性です。しかし、#11 4話の最後に現実で5歳のえるのシーンが挟まることから

現実のえるを強調しているため

解釈的に、誤りと言えるでしょう。

では、この時間的制約を解決する方法は?

というとばななループです。

このえるの物語作りはばななループの最中に行われていたのでは?ということです。

この説の根拠としては、

スクールストーリーの進行は聖翔のレヴューの時間と並行とできること

スタァライトをえるが認知したのは他の物語よりも後てあること

前述よりRe LIVEとスタァライトのキラめき不足に関係があり、えるがその2つを繋ぐこと

などが挙げられます。

つまり、下図のようになります。

また、この仮説が正しいとした場合、えるは

ループが認知できた存在

or

ループ中に別の行動ができた存在

となり、どちらであったとしても、ただの想像力が豊かな少女以上にRe LIVEのトリガーとなります。

追記 天堂真矢との出会い

もう一つえるがトリガーとなれた理由としてあげられるのは、天堂真矢との出会いです。

えるが舞台少女を知ったきっかけは天堂真矢です。

加えて、ばななループのきっかけを作った一因には大場ななと天堂真矢の関係にもあります。

この一致も一つの要因と言えるのではないでしょうか?

しかし、察しのいい人ならば気づくかも知れませんが、#11 1話より

天堂真矢は

戦士団長・マリアヴェーラを演じたことがある」

と述べています。

これはスタリラのキャラクターとして神楽ひかりが存在するため、神楽ひかりの存在した「別れの戦記」を聖翔が講演していた場合、ばななループと噛み合いません。

しかし、冷静に考えてみて下さい。

#7が生じているのはスタァライトの削劇が生じた後です。

また、

スタリラ内で起きていることは全てえるのRe LIVEとできます。

このことから、神楽ひかりのいた「別れの戦記」はRe LIVEであり、実際には1年生での公演であるという可能性があります。

(天堂真矢は主演しか演じたことがないという記述は考察抜きに破綻しているので無視します。)

まとめ

ここまで「えるについて」前説をもとに考えてきました。これをまとめると

えるは想像力が豊かな普通の少女であった
↓
ばななループ中に物語を大量に作ってしまった
↓
スタァライトのキラめき不足対策としてえるノートが与えられ、Re LIVEを発生させられた

とできます。

今、残る謎を取り除くには、次にRe LIVEについて探る必要があるでしょう。

では!

前回↓

次回

タイトルとURLをコピーしました