〈D.C.考察〉D.C.4と過去作のキャラクターについて

D.C.

今回はこれまで見てきた

・D.C.4の正史とは

・本作の時間の概念とは

・過去作との繋がり

関係・時系列編 キャラクター編

・鏡合わせの世界

・各ルートのその後

のうちの三つ目、「過去作との繋がり」の中でキャラクターについて見ていきます。

今回は特に考察ではなく妄想です

(杉並については語りません)

以下、D.C.4とD.C.シリーズ全体の重大なネタバレを含みますので嫌な方はブラウザバックをお願いします。

D.C.4における過去作キャラクターとは

D.C.4では前回深く説明したとおり、前作までと違うミズの国で物語が進行しているため、

皆さんのよく知るD.C.でのキャラクターはサクラの国の存在であり

D.C.4でのキャラクターは対存在となっています。

また、初音島の対存在として三日月島が存在していることにも注意するべきです。

天枷美春について

まず、もっともわかりやすい天枷美春から見ていきます。

天枷美春は有里栖ルートでチャット上で登場し、天枷研究所の所長の娘であり、自身も博士と呼ばれています。これはD.C.での設定と同じであるため特筆することは無いのですが、こちらの世界ではロボット研究ではなくAI研究が盛んであることやD.S.との接点を強くしているのがこの天枷研究所であるということは重要でしょう。

また、彼女の存在からD.C.〜D.C.4の年代を推測するのであれば付属と本校のシステムがよくわからないので正確なことは言えませんが、この博士というのが博士号のことを指すのであればD.C.から少なくとも10年以上の時が経過していることがわかります。

白河小鳥について

ゲーム冒頭でキミにささげる あいのマホウを歌いファンを歓喜させた彼女は白河ことりの対存在と考えられます。また、共通ルートからヴァーチャルマイチューバーのKotoRIとしてエルニーニョ絵梨奈やラニーニャ頼奈のような立場で一登の考えの助けとなっていました。そして、白河ひよりルートで親戚である彼女は実際の人物として登場します。

ミズの国でのD.C.

そんな彼女の行っているマイチューブKotoRIのひとりkotoでの語りからは彼女の青春時代がうかがわれ、これはミズの国時間軸でのD.C.つまりは1で起きたことが想像できます。

彼女のキャラクター紹介にある「私は失敗してしまったけど」のセリフから、D.C.での音夢ルートに加えてI.F.での彼女を連想させることから、魔法の影響の少ないこの世界で音夢に何かが起こることは無いので純一の対存在も音夢と結ばれた想像ができます。

また、途中で語られる疎遠になっていた友達にチョコを渡したバレンタインでのエピソードでは、その友人に「避けられているのかと思ったよ」と言われており、これはことりが心の読めないさくらを避けていたエピソードに類似するため、対存在のさくらと小鳥にも似た関係があり、今では仲が良いと考えられます。

年齢について

前回の考察よりD.C.4の年が発売年の2019年であった場合、彼女の年齢は30代中盤と考えられます。しかし、最近の30代は綺麗な人も多いので何の問題もないでしょう。

芳乃さくら

彼女は本編ではカガミの国でちぇしの姿でいるように描写され、また、D.C.時の姿では「生誕のアルティメットパーティー!」ラストに一登の夢の中に謎の少女として登場し、D.Cシナリオではカガミの国の番人として登場し、一登ではなくプレイヤーに語りかけるようなセリフを述べています。

そんな彼女の存在はD.C.4の中でも、この後考える朝倉音夢に匹敵する謎の一つです。

時間移動中という可能性

可能性の一つとしてあげられるのはⅡラストで桜に取り込まれてから風見鶏に着くまで、もしくは風見鶏からⅡD.M.で帰還するまでの桜の中にいたときの彼女ではないのか、という可能性です。しかし、これは彼女の姿がD.C.時の物なので否定されます。

サクラの国のさくら

次に考えられるのがD.C.〜D.C.Ⅱの間のサクラの国のさくらという可能性です。これは再び桜が咲き桜内義之が生まれて来る前の、アメリカで研究を行っていたころの彼女であるため、D.C.Ⅱで行っていることを考えればこの可能性がもっとも高いと言えます。

ミズの国のさくら

では、対存在のさくらとはどのような存在なのかといえば、正直前述の妄想より小鳥と関わりがあったのでは無いかと予想できる程度です。

しかし、元のような大魔法使いはミズの国とサクラの国を行き来きでき、

有里咲と有里栖のような関係を生み出してしまうヘマをするイメージは考えられ無いことや、

対存在と入れ替わる魔法であった場合、カガミの国にいた場合何が起こるのかわからないので、大魔法使いと言っても差し支えないさくらの場合ミズの国の彼女も同一の存在であることや記憶を共有していてもおかしくないと考えられます。

また、彼女の場合はIIのあらゆるシナリオから風見鶏の事件に呼び寄せられた近しい未来の集合体が風見鶏でのさくらである可能性が示唆されるため、カガミの国にいる彼女は対存在のミズの国のさくらが風見鶏に引き寄せられた結果と見ることもできます。

朝倉音夢について

彼女は二乃ルートにて一登の夢の中裸Yシャツで登場し二乃に裸Yシャツを促した、今作きっての最重要キャラクターです。しかし、彼女の活躍は大きいもののそれだけです。正直、よくわかりません。そんな彼女に対する考察をいくつか見ていきます。

二乃の対存在

もっと最初の思いつくのが二乃は音夢の対存在であり、一登は純一の対存在という説であり、関係性が深いためこの夢を見たという可能性です。

これは二乃ルートのストーリーが作中屈指の強力な魔法が問題の原因であること、

共に義兄妹であるが両親が亡くなっているのが逆であること

ルート中恋をしないために魔法により記憶失うことが共通するが、構図は正反対であること

最終的に向かう場所が桜と学校でD.C.シリーズとしては対になること

と意図的に似たストーリーを取り、その上で対になるような演出から根拠とできます。

しかし、これは前回まで長々と考察したことよりサクラの国とミズの国の時の流れは鏡合わせに一致することから否定されます。

さくらが起こした可能性

この二乃ルートではD.C.4のシステム上Bad endが無いため、ありえない未来ではありますが、辿った道筋が間違えればそら姉ルート以上の最悪の未来が想像できます。このことから、カガミの国の門番としてのさくらのテコ入れだったのでは無いかという説です。これはさくらであれば前述のどの説が正解であっても知りえることなので可能性があります。

音夢が魔法の先生

これは完全に妄想ですが、二乃ルートのラストでは二乃は魔法の修行に出ることになっています。これは二乃ルートプレイ時点では前作プレイヤーからすれば、風見鶏へ修行に行ったのだと思わせる事項です。しかし、ミズの国には魔法使いの集団は無いとされているためあり得ません。これは二乃ルートにおける二つ目の謎です。

この二乃ルートの謎二つを繋いでしまい、対存在の音夢はミズの国では強い(サクラの国ならば弱い)魔法使いであり、魔法の先生に未来でなるため夢に現れたという説です。

(理由は前述同様のテコ入れ)

また、未来を知っていた理由にはミズの国でも対存在のさくらと音夢に関わりがあった可能性は十分にあるため、そのさくらから知らされたとすれば無理はありません。

まとめ

今回は過去作のキャラクターとD.C.4について見てきました。

まとめとしては

天枷美春や白河小鳥はサクラの国の対存在である。

白河小鳥の発言よりミズの国でもサクラの国と似たことが魔法がない状態で起きたといえる

カガミの国の番人の芳乃さくらはD.C.〜D.C.Ⅱのさくらorミズの国のさくら

ミズの国の朝倉音夢は常坂二乃の魔法の先生の可能性がある

といったところです。

正直、妄想に近いと思うのですがどうだったでしょうか。

このD.C.4考察も折り返しを過ぎましたがラストまで頑張ります。

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